思っている以上に長かった!100年人生、何をしてどうやって生きよう?

日本を代表するレジェンドの訃報が。謹んでご冥福をお祈りします。

100歳を過ぎても現役、講演活動も精力的に行われ、ステーキをかっ食らう姿がとても印象的でした。年齢を重ねても、「人は走り続けられるんだな」と、とても勇気と希望をいただきました。



さて、今回の訃報を聞いて、私をはじめ「大往生だな」と思われた方も多いと思います。しかしそれは大きな間違い。

今回は「老後」についてちょっと考えてみます。あなたは何歳まで生きるつもりですか?


「長生き」は何歳のこと?

急速な高齢化が進む日本。身近な親族などを思い浮かべてみても高齢者はとても多いです。高齢者とはおおむね65歳以上をさし、日本の総人口において26.7%。4人に1人が高齢者です。(2015年統計)



長い「人生マラソン」のゴールを想定するとき参考になるのが、よく耳にする平均寿命ではないでしょうか。



2015年の統計では、

  • 男性:80.75歳
  • 女性:86.99歳



となっています。


男性の平均寿命が80歳なら、100歳はすごく長生きに感じる・・・



しかしこの平均寿命、間違ったとらえ方をしている人がとても多いのです。


平均「寿命」と平均「余命」

ニュースでよく耳にするのは平均寿命ですが、もう一つ平均余命という統計もあります。ふたつの違いをざっくりと説明すると、


  • 平均寿命:生まれてから死ぬまでに想定される命の長さ
  • 平均余命:ある年齢に達したときに想定される残りの命の長さ


です。人生をマラソンで置き換えてみると、


  • 平均寿命:スタートからゴールまでの距離
  • 平均余命:走っている途中からゴールまでの残りの距離



とするとイメージもしやすいでしょうか。


正しい「平均寿命」の使い方

ここで先ほどの統計データをおさらいしてみましょう。

2015年時点の平均寿命が男性:80.75歳、女性:86.99歳。

つまり、2015年に生まれた赤ちゃんは80歳~86歳くらいまで生きるだろう。ということ。


30代のわたしではなく、息子たちに関係のある数字だったのである!


忘れてはいけない「平均余命」

平均寿命はあくまで生まれた時点での予測ですが、生きている途中で残りの予測を立てるときに使うのが平均余命です。


出典:厚生労働省「平成22年簡易生命表の概況」

データを見ると、80代の高齢者は男性で8年、女性で11年、生きられます。

女性の場合、90歳を迎えてもまだ5年は生きられるということ。


事故や病気にあわずに年齢を重ねていくことが出来ると、人生は思っている以上に長いのですね・・・


平均寿命の変遷


出典:平成28年版高齢社会白書(概要版)

医療の発達や社会経済の成長とともに平均寿命は右肩上がりです。

ここで、還暦を迎えたわたしの父親(1956年生まれ)を例に平均寿命と平均余命を見ていくと

  • 1956年の平均寿命:61歳
  • 60歳での平均余命:23歳
  • 2016年現在、83歳まで生きると想定が出来る。


生まれた時の予想よりはるかに長生き。しかもまだまだ先が長い。。



こうしてデータを参照してみていくといくつかのことが見えてきますね。

POINT

  1. 生まれた時点での見通しはあてにならない
  2. 病気や事故にあわない場合、意外と長生きになる
  3. 平均寿命よりも、長生きする可能性が高い

まだまだ伸びる平均寿命

劇的な上昇を見せていた終戦直後に比べると延び方は穏やかですが、グラフからわかる通り10年ごとに2歳前後増えています。

このままの傾向が続いた場合、50年後の2065年には90歳を突破、100年後の2115年には100歳の大台を超えます。

今の小学生の半数は100歳まで生きるという予測も。信じられません!

100歳は珍しいことではなくなる。

それならば60歳や70歳で定年するのがいいことなのか。
死ぬまでの長い時間をどうするのか。
人生戦略を考え直す必要がありそうです。

そのことを問いかける名著はこちら。
壮大なリアルシュミレーションで、読み物としてもとても面白いです。P428!大ボリューム!

まとめ。何歳まで生きるつもりですか?

未来のことは誰にも分りません。だからこそ楽観はいけません。

再生医療の研究やがんの早期発見技術の進歩を考えると、今ある病気の多くは克服できる可能性が見えてきます。

そうすると、もって生まれた寿命を全うできやすくなるということ。海外の研究では人の寿命限界は120歳とも見積もられています。


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100年生きるつもりで、人生マラソンの走り方をよく考えよう。


POINT

・平均寿命などの未来予測はあてにならない
・思っているよりもはるかに長生きする可能性が高い
・だからこそどう生きるかを考えることはとても大切

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