こんにちは。息子二人に踏まれて寝てます。みてみて(@look_mam_look)です。
「もっと子供とかかわってほしい。」
「子育てだけでも大変なのにパパ育てなんて無理!」
そう思っているママさんは多いですよね。ツィッターでも特に関心度が高いです。
今日、「イクメン」についてのこんな記事を読みました。

こちらは寄稿記事。執筆されたのは新米ママブロガーのもりあゆ(@20startmama)さんです。
わたしも普段からいろいろ思うところがあって、
親になったというスタートラインは一緒でも、出産直後から病室に泊まり込みで夜間の授乳対応してるわけでもないし、母子が里帰り出産してたらなおのことスタートダッシュで父親は後れを取っているのは事実。場数をこなす、アドバイスを聞くなどの努力で時速上げないと母親に追いつけないのも事実
— みてみて (@look_mam_look) 2017年5月1日
というわけであえて里帰りしない、(もしくは里から短期のお手伝いを呼ぶ)というのも方法としてはありです。うちはいろいろと事情があってのことだったけど、退院からずっと一緒に生活してるので夫曰くお世話ブランクなく育児できるのが気持ち的にもいいみたい
— みてみて (@look_mam_look) 2017年5月1日
さらに先輩である親の育児家事スキルやアシストと比べて相手を力不足に思うこともないし、夫婦で協力しないとやっていけない環境なので努力せざるを得ない、というのもよかった点です。良くも悪くも、お互い「建前や義務感だけでやっていけるほど育児は甘くない」ということを学びました
— みてみて (@look_mam_look) 2017年5月1日
という感じだったので、もりあゆさんの記事にはとても納得というか

思っていたことが上手く言葉にされている!
と、とても共感しました。
いい記事!男性がイクメン化しない理由はその通りだと思う。
親になったスタートは同じっていうけど、父親は心理的にも物理的にも母親よりハンディを負っていることは忘れてはいけない。
パパ育は育児にも応用できるから、やって損はないと思う。
https://t.co/s4YF2NxDc0— みてみて (@look_mam_look) 2017年8月3日
いろいろ気づきがあったので、「パパが負っているハンデ」について、
- 物理的ハンデ
- 心理的ハンデ
- 愛着的ハンデ
の3つから考えたいと思います。
※ハンディキャップの略なので表記はハンディとしようか迷いましたが日本語的にわかりやすいので「ハンデ」で統一しますね。 参考:「ハンディー」 or 「ハンディ」 or 「ハンデ」
パパのハンデ1.物理的ハンデ
妊娠できない
当たり前ですが男性は妊娠できません。
つわりに始まりしゃっくり・こむら返り・胎動・圧迫感・恥骨痛・・・(書ききれない。汗)
24時間つねにお腹の中で赤ちゃんをはぐくんできたママに比べて 実感が持てないのは仕方がない。

「わかる」と「共感できる」は違う。共感を求めてはいけません。まずはわかってもらうことを重視しよう。
出産直後の入院に付き添えない
ママは出産した直後から夜間も赤ちゃんの育児に奮闘します。でも、家族同伴で泊まれる病院でもない限り、パパは24時間育児の経験値を積むことはできません。
育休は取れても産休はとれない
もりあゆさんの記事にもありましたが、産後の育休ですら3%。産前の産休をとれる男性なんているのでしょうか。
妊娠34週目から産休に入れる女性と違って 赤ちゃんを迎える準備をする時間は少ないです。
里帰り出産
わたしは実家が新幹線の距離だったので里帰りはめんどくさくて寂しいのでしませんでした。
妊娠後期に入ると移動にかかる負担が増えるのでだいたい産前2か月前から里帰りします。実家が近いと退院後1か月という方が多いですね。
実家は楽ですが、 新生児期を離れて暮らす時間が長いほど、ママとパパの育児スキルに差がついてしまいます。
POINT物理的ハンデはパパだけの力で解決しにくい
パパのハンデ2.心理的ハンデ
ママには勝てないという劣等感
タレントのつるの剛士さんのインタビューにおもしろい意見が。
僕は最初からイクメンだったわけじゃありません。育児のきっかけは、最初の子が生まれた後、育児をしながらどんどん成長するママを見て、怖くなったから。自分が子どものままでいたら、ステキになっていく奥さんに「ふられる」と思った。それで、子育てしないと、男としてまずいな、と。
つるの剛士さん、育休宣言に「もうねえな。帰ってくる場所」

育児に追われる妻を、こういう感覚で見ているとは!
つるのさんはこの経験から「じぶんも成長しないと!」と奮起されましたが、 ママとの「差」に戸惑うパパの気持ちをわたしは考えたことはなかったなぁという気づきがありました。
育児はママがやるものという意識
地域差や生まれ育った環境にもよりますが、まだまだ「育児はママの仕事」という価値観は根強いです。
パパ自身はもっと子供とかかわりたいと思っていても、親や会社の同僚のまえでは自己主張しきれない事情もあるでしょう。
POINT心理的ハンデでパパとしての自信が持ちにくい・育ちにくい
パパのハンデ3.愛着的ハンデ
匂いと声によるかかわり
赤ちゃんの視力は生後3~4ヶ月で整います。生まれた直後は明るい・暗いの区別くらいしかついていません。となると、感触・声や音・匂いなどあらゆる感覚を総動員して人を認識します。
特に声はお腹の中でずっと聞き続けていたこともあって、ママの声に反応しやすいとも言われています。 母乳の匂いにも反応する ので、どうしてもママへの親しみがあります。
最終兵器「おっぱい」
わたしは息子二人とも完全母乳育児なんですが、泣いたりぐずったりするとどうしてもパパでは対応しきれません。「母乳以外は何でもできるはず!」は確かにそうだけど、 逆に母乳には絶対勝てないんですよね。
リアル感のない4Dエコー
最近では4Dエコー(立体エコー動画)を録画してくれる産院もありますね。検診に付き添えないパパでも家でエコーを共有できるので人気です。
でも、 エコーって目の前で先生がお腹をなぞって画面で見るから赤ちゃんをリアルに感じられるのであって、録画再生したものはただの動画です。
成長具合はつかめても、これが自分の子供で今お腹の中にいるっていわれても実感しにくいと思う・・・
POINT愛着的ハンデは赤ちゃんの慣れや親近感の問題
ハンデを乗り越えるための方法
こうやって見てみるといろいろ壁があることがわかります。
では、どうやったらイクメンに近づけるでしょうか。解決法を考えてみました。
意識的に回数をこなす
「ママの方が上手いから」「パパは要領が悪いから」と言っているうちはいつまでたっても上達しません。おむつ替えも離乳食も、 上手くできなくていいんでとにかくやってください。
里帰り期間は短く
ママの体調や家族の事情で一概には言えませんが、体が回復したらなるべく早く帰ってパパと一緒に育児をしましょう。
いろいろな事情で里帰りしない(出来ない方)は、逆にパパと一緒に育児スタートできると ポジティブに考えてみませんか?
ファミサポやネットスーパーなど使えるものはどんどん使っていきましょう!
夫婦で命を感じる
いまは両親学級などでパパとママが一緒に子育てを学べる機会がありますね。妊婦体験で身重のママの動きづらさを体感できればパパも真剣に家事に取り組めそうです。
あと、こんなのもあります。個人的にすっごく好きな動画。
アメリカのおむつメーカーが開発した、 胎動をパパも一緒に体感できる このベルト。
当時の記事では発売予定はないとのことですが、胎動は本当に神秘の体験なので多くのパパたちが体験できるようになればいいなと思います。
できる範囲で限り育休をとる
一日でも一週間でも、出来る限り育休を取りましょう。ママにも赤ちゃんにも、そしてこれからの家族にとってもパパのサポートは必要。 あなたがいれば百人力です。
働き方を見直すきっかけに
いっそワークライフバランスを一から見直し、転職しませんか?
体に負荷がかかる長時間労働が続くようでは、せっかくできた「家族」とすごす時間も短くなってしまいますよ。。。(過労死とか激務が理由で家庭崩壊とかね・・・)
徹底的にほめて自信をつけさせる
自分が何気なくやったことなのにほめられるとすっごくうれしくないですか?
パパにも子供にもほめまくりましょう!ほめ上手はいいところを見つける上手になるので自分にもメリットはあります。
脳は言葉で言って聞いている通りに感情を作っていくので、 意識的にほめているとポジティブ状態に洗脳できます。
「ありがとう」の習慣をつける
きのう一日で何回「ありがとう」と言いましたか?
これも「ほめる」と同じで、自分の脳を洗脳しましょう。「自分の子供だから」「共働きだから」やって当然と思っていることも、ありがたいなと思えるようになります。
特に夫婦は家族の中で唯一他人同士。 親しき中にも礼儀あり。 小さなことにも感謝の気持ちを忘れずにいたいものです。
胎教は大声で話しかけを
産婦人科の師長さんが、「妊娠中にパパは大声でお腹に向かって話しかけていたからか4人の子供は生まれた時からパパっ子」と言っていました。
妊娠中でもパパと子どもは繋がれるんだなと勇気をもらえた体験談でした。
まとめ
家庭によって事情はさまざま
3つのハンデと8つの解決法を考えました。当然のことですが、全部が当てはまる夫婦なんてどこにもいません。
解決法を実践できない事情や効果がない夫婦もいます。大事なのは幅広い視点でイクメンについて考えてみるということ。
夫婦で家庭をしっかりカスタマイズを
家庭の事情も夫婦の性格もそれぞれみんな違います。
- イクメン
- 共働きの家事分担
- 専業主婦(主夫)
そんな簡単に当てはめられるものでもありません。
どうすれば?どういう形が自分たちに合っているのか?と、可能性や視点を増やすことで 「自分たちだけの家族のスタイル」 にカスタマイズしていくことが大事。
育児中はイライラして精神的にいっぱいいっぱいになることもありますが、余裕があるときにはふと振り返って考えてみるきっかけにしたいですね。
とはいえ、どんなにやる気があっても家に帰れないのでは話になりません。一日も早く、もっと健全な働き方ができる社会になってほしいです。
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